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東禅寺山隧道 コロナ禍中にやって参りました、おと休春の陣・・・密を避けて誰も居そうにない所へ、
出かけます・・・
(^^;)☆\バキ!! いつもの事じゃん・・・

2021/04/17
前日の天気図・・・
よりにもよって、東北地方には荒れる二つ玉低気圧・・・
おまけに南洋には台風・・・
ヒガミちゃんは
週末の天気予報が酷すぎる・・・と嘆いています。

写真提供:ヒガミちゃん 2021/04/16
ヒガミちゃんは一日早く出立していまして、
早速、messenger でこのような写真を送りつけて来ました・・・
野辺山辺りへ出かけているようですが、やはり天気が悪そうです・・・

2021/04/17
さて翌日の17日、こちらは上野駅で下車、地上ホームの16・17番線ホームへ・・・
今回の乗車はK15編成・・・(写真に写っているのは、ひたち3号ではありません)
腰痛対策のコルセットは、今回、新しく磁石入りを装備・・・

北柏 636

柏 639 644

上野 713 800
レ ひたち3
広野 1043

2021/04/17
お弁当は、この間と違うものにしようと思いましたが・・・
またもやチキン弁当を選択・・・

2021/04/17
水戸で観る機関車群・・・

2021/04/17
今回は、席が良く、撮りやすいので、レンガのトンネルポータルも・・・

2021/04/17
草野駅ではレンガ油庫が健在です・・・
以前は木の陰に隠れていましたが、伐採され観察し易くなりました。
これらも永く保存していって欲しいもの・・・

2021/04/17
久ノ浜駅のレンガ油庫も健在・・・

2021/04/17
広野駅でひたち3号から下車・・・見送ります・・・
遠くの煙突は火力発電所のもの。
原発ではありません。

2021/04/17
広野駅・・・

2021/04/17
広野駅から南へ・・・
途中、たたずまいのよろしい祠が・・・

2021/04/17
広野ではたっぷり時間があるので、数少ない列車を撮影・・・
暫く、動く列車を撮影していなかったので、
ベストタイミングでシャッターが切れない・・・
何事も訓練していないと、あっと言う間に腕は落ちるものですな。

天候が心配でしたが、今日は、このとき少しパラついた程度でした。

2021/04/17
現在線の東禅寺踏切を渡ると、すぐに・・・

2021/04/17
東禅寺山隧道、南口に到着・・・
帯石やピラスター(壁柱)大きな翼壁が付帯し、堂々としたものですが、
それでも常磐線としては、比較的大人しいスタイルの部類。
トンネル上には東禅寺が載っています。何となくレイアウト風ですな・・・
蔦が絡まっているので夏場は撮影が難しいでしょう。

2021/04/17
レーザー測距儀で主要寸法を確認して、レンガ寸法も測って・・・
トンネルの巻き部分の観察・・・

坑口最大幅 4300mm
ピラスター幅(左右とも) 965mm
レンガ 約220×110×60mm

2021/04/17
短いトンネルなので反対側の北口へ行ってみます・・・
たまに車も通っているようです。
撮影中も一台、乗用車が進入・・・

2021/04/17
北口は竹林に囲まれています・・・
これはこれでなかなか良い雰囲気・・・

2021/04/17
内巻きの一部はコンクリートで補修されています・・・
帯石やピラスター(壁柱)は南口と同様のようです。

2021/04/17
南口へ戻って・・・左手の参道を上ると東禅寺です・・・
トンネルの上は、ほとんど全てお寺です。
お寺というより、山城に見えますな・・・

2021/04/17
参道からの見晴らしは、良いのですが・・・
線路は下草がぼうぼうで撮影には適さず。

2021/04/17
階段を上って、寺の山門・・・

2021/04/17
お地蔵さんの持ち物は全て違ってます・・・

2021/04/17
珍しくお寺を参拝した後は・・・一輪だけ咲いていた椿の花を撮って、
広野駅へ戻ります・・・

2021/04/17
広野駅への帰り道・・・理容店看板のカニのアクセントが秀逸・・・

2021/04/17
広野駅へ戻って、
汽車の歌碑・・・
目まぐるしく変わる常磐線の素晴らしい車窓を表現しています。
日本3大車窓に加えたいくらいですな・・・

 汽 車
今は山中 今は浜
 今は鉄橋 渡るぞと
思う間も無く トンネルの
 闇を通って 広野原

汽車の碑、建立由来
明治、大正、昭和にわたって愛唱されて来た尋常小学校唱歌
「汽車」は常磐線開通により、大和田建樹先生東北地方旅行のみ
ぎり、久之浜-広野間の景観を作詞したものと伝えられ、曲は
大和田愛羅先生の作曲するところである。よって作詞地を記念し
建立する。


2021/04/17
ひたち13号で仙台へ・・・

広野 1043 1533
レひたち13
仙台 1726

2021/04/17
まだまだ秀逸なトンネルポータルが続きます・・・

写真提供 K氏 2021
常磐線は、電化の際、明治期に掘削された断面積の小さなトンネルの隣に、新トンネルを掘削したため、
結果、素晴らしい意匠のレンガ製トンネルが残される事となりました。
また、官鉄(国鉄の前身)ではなく、私鉄の日本鉄道によって建設された事もあって、
同一のデザインが無いほど、バラエティに富む事となっています・・・
ここで、K氏より桃内~小高駅間のトンネルの写真を提供頂きましたので、ご紹介します・・・

第二耳ヶ谷隧道北口・・・雑草に隠れてよく見えませんが
左側には不釣り合いなほど小さな翼壁が付属しています。

写真提供 K氏 2021
第三耳ヶ谷隧道南口・・・
残念ながら左側にコンクリート翼壁が追加されていますが、
重厚なポータルであることには変わりません・・・
コンクリート翼壁には 1959-9 とあります。

写真提供 K氏 2021
泉沢隧道南口・・・
二重円筒型とでも云いますか、度肝を抜かれるようなデザインです・・・
日本全国でも、このような意匠の類例はないようです・・・
現物も見たいし、模型化も試みたい・・・
新線からは、見えない位置に在るようです。

常磐線では他にも金山トンネルが有名ですが、
現在では藪が深く、接近困難ということです。

もはやマスコミなどでは、この地域は震災や原発がらみでしか語られる事がなくなり、
いい加減うんざりだという話も、ちらほら聞かれるようになりました。
風評被害の払拭、観光資源の少ない、この地域の復興の一助とするためにも、
これら貴重な産業遺産が活用される事を望みます。

行政による次の資料も参照ください。
相馬地域の土木遺産の活用 ~常磐線旧線隧道群に関する調査~

2021/04/17
ひたち13号の車窓へ戻って・・・
蔵は大型なものも多い・・・

2021/04/17
仙台へ到着・・・
K2号編成でした・・・

2021/04/17
仙台で少し時間をとって、牛タン定食・・・
牛タンが3切れと少ないですが、
もう歳であまり食べられないので、このくらいが丁度いいのです。

この後、明日に備えて新幹線で福島まで移動します。
撮り鉄のヒガミちゃんは、本日は青森泊で、気の毒な事にずっと雨に祟られたようです・・・

仙台 1726 1844
レやまびこ156
福島 1910


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