わたらせ渓谷鐵道 | 毎度の如く、ヒガミちゃんはホテルに置き去りにして、始発で出かけます・・・ 連日とにかく暑い・・・ |
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自動券売機で、わたらせ渓谷鐵道の1日フリー切符を購入・・・ 桐生を発ちます。 桐生 636 レ 間藤 806 |
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大間々を過ぎると渡良瀬川沿いに進みます。 線路脇には、小さな木造保線小屋がちらほら・・・ |
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トンネルは内巻きが4層のレンガ・・・ ポータルは切り石積み・・・ |
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廃工場の脇を通り・・・ |
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一気に終点の間藤まで・・・ |
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気動車は、直ぐ折り返していきます・・・ 左の上り坂の引き込み線が、なんだかよく判からん・・・ |
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間藤駅前の鋳物工場。 さらに先の、貨物駅だった旧足尾本山駅へ向けて歩きます。 |
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昔の栄華が偲ばれる蔵・・・ |
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踏切へ差し掛かります・・・ |
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踏切右手・・・ 片側だけレールが外された線路・・・ 一部、落石があり危険・・・ |
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踏切左手・・・ 鉄橋へと続いています・・・ |
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さらに行くと水力発電所、送水鉄管の跡・・・ 案内板には 日光市指定史跡 間藤水力発電所跡 明治十年(一八七七)より足尾銅山を経営した古川市兵衛は、 今までの銅山の動力源である、薪、木炭に代わるべき ものとして、ドイツのジーメンス電気機械製造会社の ヘルマン・ケスラー技師の勧めにより、はじめて水力発電に ふみきり、明治二三年(一八九〇)十二月、この地(上間藤)に 原動所(水力発電所)を完成した。この水力発電所は 日本最初のもので松木川上流(現在の足尾ダム下)と深沢川 から用水の取り入れを行った。二.九kmの水樋はこの地の 山頂の大鉄管に接続し、落水三百十八mの水力によって トルビン式機水を回転させた。四百馬力の電力は、直ちに 揚水機(坑内排水)捲揚機(立坑ケージ用)坑内電車、 電灯などに利用、鉱山近代化を強力におしすすめる力と なった。名残をとどめる直径一mの鉄管の一部が上の平 がけ下にあり、原動所はこの下の渡良瀬川原にあった。 昭和五十三年三月三十日 日光市教育委員会 |
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川床にはレンガの構築物・・・ 発電所の一部なのでしょうか? |
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線路は対岸です・・・ 足尾一の賑わい 上間藤(かみまとう) 往時の町並 江戸期嘉永6年(1853)に二宮尊徳が足尾郷を廻村したときの間藤村は、僅か19戸90人が静かに 農耕を営んでいたが、明治10年(1877)に古河市兵衛が足尾銅山の再開発に着手し、近代の技術 と設備の導入によって飛躍的な発展を遂げるに至り、全国から坑夫達や商人等の集まるところと なり、上間藤は活気づいた街へと形成しつつあったとき、同20年の松木からの大火が上間藤も 焼き尽くした。しかし、足尾銅山の勢いとともに驚異的な復興により、足尾随一の商業を中心と した最も賑わう街並みに変貌した。やがて足尾銅山は東洋一を誇り、名山足尾は「鉱都」と称され、 最盛期の大正5年(1916)の人口は38428人で宇都宮市に次ぐ市制が期待されたが潰えた。その時の 上間藤の人口は不明であるが、昭和10年(1935)は330戸1488人を有していた。同45年188戸591人、 現在(平成11年10月)166戸、359人となった。昔日の夢は泡沫となったが道筋は往時のままである。 明治40年(1907)−大正4年(1915)頃の街並の様子 明治40年発行 栃木県営業便覧より 日光市 |
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迫力の岩肌・・・ |
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暑くならないうちにと、早朝にやって来た訳ですが、 ノウゼンカズラが暑さを更に強調・・・ |
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対岸から望遠レンズで見る線路跡・・・ 腕木式信号機とトンネルポータル・・・ 信号機はなぜか進行を示しています。 |
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足尾本山に着いて・・・先ず古川橋・・・ 大きな建物の、さらに向こう側に旧足尾本山駅が在ります。 古河橋(ふるかわばし) 古河橋は、明治中期までに架設された道路用鉄橋として、原位置に現存する極めて 貴重な橋で、足尾銅山の誇れる産業遺産である。 足尾銅山では明治18年(1885)古河橋の前身である木造の「直利橋」を架けた が、同20年4月の大火で焼失したので鉄の橋を架設することとした。「古川橋」は ドイツ・ハーコート社製で、同23年6月架設工事に着手した。橋台は煉瓦積み工法で、 次いで鋼構造部材の組立のための足場が完了したが、8月22日に松木川が大洪水と なり足場は一部を残して流出したので再構築し、10月26日に鋼材の組立に着手し、 12月28日に竣工させるという突貫工事であった。古川橋の形式は、鋼鉄製、木床板(もくしょうばん)、 単径間ボストリング・ワーレントラス式 ピン結合 橋長48.5m 幅員4.8m(有効3.6m) で、上弦材にH型鋼を使用した珍しい形式である。翌年には橋上に日本初の 実用化した電気鉄道(単線)を敷設した。後年老朽化したので床板の改修や主鋼材の 補強などで維持してきたが、平成5年に「新古川橋」が下流側に架設されたので古川橋 は歩道橋として残された。 日光市教育委員会 |
2018/07/23 | |
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古川橋を透かして見る工場。 |
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旧いトラス橋なので構造に興味深い点も・・・ 部材の関節を大きなピンで結合していることが判ります。 このピン結合トラス桁は、ねじれに対する抵抗力が弱い、保守に手間を要するなどの理由で、 次第に、剛結合トラス桁に代わっていきます。 |
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古河橋の先には旧足尾線の貨物線跡・・・ |
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足尾本山駅への入り口部分・・・プレートガーダー橋を支えていない石の位置から推定すると、 元はもっと大きなトラス橋などを架けるつもりだったのかもしれません。 J型の縦補強からプレートガーダーも古いもの。 写真左側から駅正面の柵まで登る道があります。 |
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正面の柵から見る、木造詰め所。 貴重な木造建築物が数多く残されています。 |
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そしてレンガ油庫・・・ この角度が精いっぱい・・・ 油庫の形態は足尾駅に現存のものと似ているようです。 |
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鉄橋の対岸からの方が良い角度で撮れたかも・・・ |
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立ち話をしていた、地元の老人3人に声を掛けられました。 年一回ぐらい工場見学の日があるから、その時に来ると良いよ・・・ 坑夫はみんな亜ヒ酸(ヒ素化合物)に肺をやられて若くして死んでいった・・・ というような、恐ろしい話も伺いました・・・ |
2018/07/23 | |
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売店のおばあさんにも声を掛けられ・・・ 昔の栄華は、それはそれは凄かったもんだ。 あの斜面にも家がびっしり建ち並んで・・・ということでした・・・ さらに川の上流方面へ・・・ |
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象徴的な3つのタンク・・・ |
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昔は、鉱毒で草も生えないという感じだったのでしょうが、 現在では逆に緑が大分、人工物を侵食・・・ |
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大煙突を見るところまで来て・・・ |
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間藤駅へ引き返します・・・途中、赤い保線小屋のようなものが見えたので、 橋を渡って近いてみますが・・・蛇が怖くて足を踏み入れず・・・ |
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やっと駅が見えてきました。 てっぺんに時計を掲げたのが駅舎・・・ |
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駅前の工場とムクゲ?・・・ |
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宮脇俊三氏が国鉄全線完乗を果したのが、この間藤駅で、 それがエッセイ「時刻表二万キロ」にまとめられました。 駅舎内にはその事を示す掲示が在ります。 間藤駅を発ちます。 間藤 806 1058 レ 神戸 1129 |
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ところどころ垣間見える廃工場・・・ |
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神戸(ごうど)駅着・・・跨線橋から・・・ |
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工印の在る水桶。 その昔、保線作業員が、これにタオルを浸して涼をとったそうです。 現在は、こことあと一ヶ所、峠駅?に残るのみということでした。 既に破損も進み、貴重なものなので、寸法を測っておきました。 W810×D625×H690 |
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上り方面には転轍手小屋・・・ |
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佇まいの良い木造駅舎です・・・ 今回は訪れることができませんでしたが、 他にも国の登録有形文化財になっている、上神梅駅があります。 足尾本山駅の再訪と併せて、 ヒガミちゃんは、また来る用事ができて良かったじゃん、などと・・・ |
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駅正面のほうろう駅名板・・・ |
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神戸に来た主目的はこれ・・・ 以前にも来ていますが、改めて寸法計測など、詳細を調査。 |
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熱中症対策にということで・・・ 粉吹き芋を売っていたのので、これで昼食・・・ |
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再び、下りで足尾へ戻ります・・・ ヒガミちゃんと合流・・・ 神戸 1129 1229 レ 足尾 1301 |
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醤油アイスなるものを売っていたので、思わず購入・・・ |
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木造待合室・・・沢入駅・・・ 対面するホームに同様の待合室が、一軒ずつ在ります。 |
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風光明媚な川原が続いていますが・・・橋脚跡など・・・ |
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再び、廃工場跡の脇を通って・・・ |
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足尾駅着・・・ 漆喰と木造の駅舎 |
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レンガ製の油庫があります・・・わたらせ渓谷鐵道沿線では最も大型・・・ 足尾本山駅の油庫は恐らくここと同一形態と思います。 建物財産標には次のように・・・ 建物財産標 鉄 危険品庫2号 大正3年 月 日 |
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上部のRがありエレガントな窓。 自宅のOJゲージ・レイアウトにも、このデザインを借用しています。 木部の開口部の寸法は H760×W575 |
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ほうろうの駅名標を併せて・・・ 窓から屋根へ向けて亀裂が走っているのが気がかり・・・ |
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建物財産標 鉄 浴場3号 大正8年 月 日 建物財産標により、浴場である事が判りました・・・ 壁の出っ張り内側には、銭湯のように衣類を置く棚が設けてあります。 興味を惹かれたので色々な角度から資料写真を・・・ |
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浴場の別角度・・・左右には木造倉庫・・・ |
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上り方面へ少し歩きます・・・ 建物財産表が見えたので、望遠レンズで拡大すると・・・ 建物財産標 鉄 倉庫12号 昭和10年 月 日 とありました。 奥の崖上には、元国鉄官舎が藪の中に埋もれていました・・・ わ鉄の運転士さんに教えて頂きましたが、 熊や浮浪者が居つくので、官舎や保線小屋など、 旧い木造施設は取り壊す方針だそうです・・・ |
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足尾駅の外れには転轍手小屋・・・ PCまくらぎを入れて線路を強化するようです。 |
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転轍手小屋から足尾駅方向を眺める・・・ レンガ油庫、木造倉庫、浴場、駅本屋と続いています。 レンガ油庫がひときわ良いアクセントです・・・ |
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足尾 1301 1331 レ 通洞 1333 通洞駅へ・・・ |
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寂れた町を少し歩く・・・ニュースでは、 きょう23日は、関東や東海の内陸で極端に気温が上がっている。 熊谷(埼玉)では、午後2時16分に41.1℃を観測し、全国歴代1位の記録を更新した。 とのこと・・・暑さでどうにかなりそう・・・ |
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足尾銅山観光へ・・・ 珍しいアプト式の坑内電車等に乗り、坑内へ・・・写真は取り逃がし・・・・ 採掘の様子の再現・・・ 気温は16℃でほっと一息・・・ |
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坑内電車の展示・・・ この後、売店の中を通り、買いませんか攻撃を受けながら、ようやく外へ・・・ 展示物は鉱毒事件についての解説が少なく、 足尾本山で3老人に伺った話の方が詳しいくらい・・・ 世界遺産指定を目指しているようですが、 あからさまな商業主義といい、何か判ってない感じ・・・ |
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通洞から相老へ・・・ この列車でヒガミちゃんと再び合流・・・ 通洞 1333 1517 レ 相老 1626 |
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車窓から見る発電所跡・・・ ヒガミちゃんは廃工場を撮りに行ったけれども接近できなかったとのこと。 しかし、この発電所と、煉瓦の発電所はカメラに収める事ができたそうです・・・ |
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線路際には木造の保線小屋・・・ |
2018/07/23 | |
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保線小屋が多数・・・ しかし、いずれ取り壊される運命です。 早めに記録に残しておかなくてはなりません。 |
2018/07/23 | |
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ヒガミちゃんの発案で、相老から太田までは各停で・・・ 特急料金を節約したいとの事。せこい・・・(実際には安くはならない) 相老 1626 1648 レ 太田 1711 |
2018/07/23 | |
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太田から特急りょうもう号・・・ 太田 1711 1727 レりょうもう40 北千住 1843 1845 レ 柏 1903 1908 レ 北柏 1911 |
9/6 会社でのできごと・・・ 次回は、おと休で、山形を経由して北海道行の予定でしたが、 9/6 未明の北海道胆振東部地震により、中止を余儀なくされ・・・ 会社のお局さんに、 「三日後に、苫小牧に泊まる予定だった・・・震源直近だった・・・危なかった・・・」 「これでまた ”函館ラスク” お預けですねぇ・・・」 と言ってたら・・・ 「活断層?動くの・・・」 「あと三日!、あと三日!」 「待ってくれればよかったのにぃ!!!・・・」 としきりに悔しがってました・・・ |
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