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苗穂工場 有数の旧国鉄工場である苗穂工場。その中の北海道鉄道技術館は、いつか見学したいと
思っていましたが、今回は丁度、おと休期間中に公開日だったので・・・

2017/09/09
苫小牧から特急すずらんで出かけます・・・

苫小牧 749
       レ すずらん3
新札幌 828

2017/09/09
新札幌で乗り換えついでに周辺を探索・・・
駅構内は構造がわかり分かり難く迷いやすい・・・

2017/09/09
お寺がレンガ製です・・・

2017/09/09
特に目ぼしいものも見当たらず、駅撮りでお茶を濁す・・・

新札幌 828 908

苗穂 922

2017/09/09
苗穂駅に着いて職員通路・・・
これを通って苗穂工場へ行ければ近いのに・・・とは誰しも思うところですが・・・

2017/09/09
安全面で無理でしょうな。一部は古い木造で味わい深し・・・
よく分からないところに窓が付いていたり・・・

2017/09/09
改装を重ねたようで、真っ直ぐではない上、角度によっては恐竜のようにも見え・・・
脇にはキハ183系気動車の旭山動物園号・・・

2017/09/09
駅から大回りをして歩道橋を渡り・・・

2017/09/09
やっとたどり着いた入り口・・・車輪のモチーフとか・・・

2017/09/09
先ず目に付くのが給水塔・・・

2017/09/09
少し行くと何と、キハニ5000が・・・
このような復元機が存在するのは知りませんでした・・・
倉庫として使用されていた廃車体を復元したもののようです。
案内板には次のように・・・

キハニ5005号の復元について

この車両は、鉄道省として始めて登場したガソリン動車で
あり、昭和4年7月にキハニ5000形四輪三等荷物ガソリン
動車として設計製作した12両中の1両である。
走り装置は2軸であるがガソリン機関は、当時このクラス
最大の船舶用機関を改良した48馬力のものを搭載して翌5
年から、仙台ー塩釜、徳島ー小松島、大垣ー美濃赤坂等の区
間で、昭和15年まで使用された。
その後、キハニ5000形式を基礎として、改良されたガソ
リン動車が次々と登場し、今日の気動車の隆盛をみている。
今般、苗穂工場創立70周年記念にあわせ北海道鉄道開業
100年記念にちなみ、現在のディーゼル車両の活躍をベース
に、更に今後の旅客車の発展の礎として、製作当時と同じ状
態に復元し静態保存することとした。
このため車両設計事務所及び当時の関係者から図面、資料
の提出をいただき、昭和54年11月から苗穂工場の全職場に
わたる熱意ある職員の手により復元工事に着手し、昭和55
年2月に落成した。
昭和55年2月29日
第30代 苗穂工場長
河合 冨士男

キハニ5005号諸元
製造年 昭和4年
製造所 日本車両製造株式会社
定員 座席数 34
立席数 9
自重 (t) 15.5
主要寸法 最大長(mm) 9.000
最大幅(mm) 2.800
最大高 (mm) 3.800
固定軸距離 (mm) 4.500
車輪直径 (mm) 860
軸数 (対) 2
最高速度 (km/h) 54
駆動機関 4気筒4サイクル ガソリン機関
出力 (ps) 48
動力伝達装置 4段摺動歯車式
車体 客室面積 (m2) 17.8
荷物室面積 (m2) 3.5
乗務員室面積 (m2) 0.75

2017/09/09
おでこのラジエーターが面白い・・・造りもいいかげんなものではなく、
機関以外は良くできている印象です・・・
1/1の精密模型といったところ・・・

2017/09/09
キハニの隣にはD51 237・・・傷みもありません。

2017/09/09
少し切り詰めた北海道形のデフレクタ・・・

2017/09/09
遠くには、新幹線青函トンネルで在来線のコンテナ列車を輸送するための実証実験車両?
背が高いので、架線に接触しないのか?と心配してみたり・・・

2017/09/09
何と工場の一部はレンガ製です

2017/09/09
首都圏工場には見られない落ち着いた雰囲気・・・

2017/09/09
なつかしいC623号機も・・・
気動車に乗客を乗せてディーゼル機関車の推進でゆっくり移動・・・

2017/09/09
ストーカーエンジンも見えます・・・

2017/09/09
北海道鉄道技術館の建屋・・・
正面の写真を撮るのを忘れた・・・

2017/09/09
元は、修理や整備などを行う、検修庫だったのかもしれません。
1線分だけ貫通扉があります・・・


2017/09/09
建物そのものも素晴らしい・・・
周りの冷ややかな視線にもめげず、レンガの寸法を測ってきました・・・
(220〜225)×(105〜110)×(55〜60)mm
積み方はもちろん英国式・・・

2017/09/09
レンガを斜めに配置した雁木(ガンギ)の段まであります・・・

2017/09/09
技術館の裏手にはDMVの展示・・・
グッドデザインマークが付いていますが・・・

2017/09/09
技術館に入って、小屋組みの様子・・・
クイーントラス構造で、中央の真束が通っていません。

2017/09/09
内部の長手方向は、耐震の意味もあるのか、
レンガの壁で短く区切られていまして、1線だけが貫通しています・・・

2017/09/09
操重車の模型とか・・・

2017/09/09
TR71台車の展示・・・以下解説文・・・

3軸ボギー台車のマイシ37900形客車

明治時代の客車は外板が木製であったが、鋼製化が大正末期に計画され、昭和2年
3月最初の鋼製客車群が完成した。台車は、車体長が17m車は2軸ボギー(TR11)、
20m車は3軸ボギー(TR71)が採用されたが、特に重量が重い優等車や食堂車、寝台車
は軸重を軽くするため、3軸ボギー台車であった。
(写真)マイシ37900形客車(1等車+食堂車)昭和5年製造
製造後マロシ37900形は、函館、根室、宗谷線で使用された。(書籍:100年の国鉄車両)

戦後復興のはげしい混雑を緩和する目的で、3軸ボギー車は一般形座席車オハ78形
(戦災復旧車)に改造されたが、昭和28・29年旭川工場でこれを種車に郵便荷物車マユニ
78-1に改造した。その後昭和30年代後半、同工場で事故救援車(脱線事故復旧機材等を
搭載)のスエ78-4に改造した。
展示の3軸ボギー台車TR71は、スエ78-4に使用されていたものである。
(写真)小樽総合博物館に展示のスエ78-5 (写真)スエ78-5内部(脱線復旧機材)

2017/09/09
キハ07に使用された台車の展示・・・
昨日、旧室蘭駅で見た正体不明の車輪は10本スポークでしたが、
こちらは8本スポーク・・・
キハ07は当初、駆動系のマッチングの問題で、スポーク折損事故が多発し、
その後、色々な方策が試みられ改善に至りました。

2017/09/09
ロータリー除雪車の大型模型・・・
名寄駅近くにキマロキの展示が在るのは有名ですが、いつかこれも見に行きたい・・・

2017/09/09
工場内の面白い風景・・・

2017/09/09
車輪の削正作業、実演・・・
他にも、今ではここにしかないという蒸機の動輪圧入装置なども在りました・・・

2017/09/09
ディーゼル機関車か気動車の推進軸・・・

2017/09/09
レンガの建屋が残っている・・・

2017/09/09
作業場の風景・・・フォトジェニックですな・・・

2017/09/09
あまり紹介していませんが、もちろん最近の車両の展示も在ります・・・

2017/09/09
これもレンガの建屋・・・ここは窓枠にキーストーンが入っています・・・

2017/09/09
池は現役です・・・
首都圏の会社などからは失われてしまった、ゆとりが感じられます・・・

2017/09/09
お昼・・・
ひぐまの贅沢おにぎり・・・

2017/09/09
工場点景・・・木造とレンガと・・・
落ち着いた雰囲気で色々見られるのが好印象・・・

2017/09/09
苗穂工場を後にします・・・立ち入れない区域もあるので、レンガの油庫が在るかどうかは、
判りませんでした。反対側を回って苗穂駅に戻ればよかったか?・・・いずれにしても再訪したい工場です・・・
写真右手には黄色いディーゼル機関車に押されたC623・・・

2017/09/09
苗穂駅へ戻って・・・

苗穂 1345 

新札幌 1355

2017/09/09
新札幌で特急すずらんへ乗り換え・・・

新札幌 1355 1403
レ すずらん6
輪西 1528

2017/09/09
輪西駅で下車・・・苗穂車両所輪西派出の油庫は見失ってしまい、
撮影に失敗・・・

2017/09/09
輪西駅・・・母恋駅に比べて少々寂しい印象・・・

2017/09/09
この気動車で戻ります・・・

輪西 1528 1556

幌別 1625

2017/09/09
苗穂車両所輪西派出の油庫を再度狙います・・・今度は成功・・・
ここの工場も年1度公開日があるようなので、その時訪れて詳しい写真を撮りたい・・・

2017/09/09
下車駅を稼ぐため、特急すずらんの停車駅、幌別で降ります・・・

2017/09/09
幌別駅・・・
今日、3度目の乗車となる特急すずらんで苫小牧へ・・・

幌別 1625 1647
     レ すずらん9
苫小牧 1718

2017/09/09
本日の夕食は、苫小牧駅の喫茶店で仕入れたサーモンすし・・・


旧室蘭駅 へ戻る・・・   次は 日高本線 へ・・・ 

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