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 ノーズ可動・曲線分岐器 (内方分岐器)
 Swing Nose Curved Turnout
機関区への入口は、スペース的に、
どうしても通常の分岐器では対応できません。

2023/1/1
そこで曲線分岐器を敷設することにしました。
カーブ外側が本線で R1800、内側に分岐し分岐側 R1600 です。
しかも、てっさ角が16番と浅く、割り込み、脱線を防ぐため、
ノーズ可動分岐器として製作します。

先ず、幅を拡張した路盤を製作し、枕木を敷設。
元の2×4材にねじれがあったため、出来上がった路盤も少々ねじれてしまいました。


2023/1/8
枕木・路盤を着色、レールをフライス盤で切削加工後、敷設しました。
この形式の分岐器の製作は初めてだったので、少々てこずりました。



フログ部分。
ノーズ可動分岐器なので、ガードレールを設けませんでした。
なお、実物ではノーズの摩耗を防ぐため、分岐側にガードレールを設ける例が多いようです。

フログ通過時にジョイント音がしないので、少々、妙な感じがします。


2023/1/13
ポイントマシンとなるサーボモーターを設置しました。
当レイアウトでは、サーボモーター用電源、分岐器の転換信号、走行用の給電線は、
一系統にまとめ、専ら9ピンのRS232Cケーブルで供給しています。
シールドも付いていて、1ピン当たり3Aとれるので汎用性が高いです。


2023/1/13
路盤裏面。
機構派ならば、サーボモーター1つとイコライザー等で、
トングレール、ノーズレール、同時に駆動する機構を考えるのでしょうが、
横着な当鉄道では、簡単にトングレール駆動用、ノーズレール駆動用と、
個別にサーボモーターを設置しました。

その転換リンク機構は写真の通りで、見た目は頼りなさそうですが、
これまで各種試作した中で、最も簡単・確実で、調整も容易だったので、
他も、順次これに置き換えています。

サーボモーターの転換は、継電連動盤に仕込んだPICマイコンが制御します。
次の写真は、転換方向を逆(定位)にしています。


2023/1/13
サーボモーターのクランク回転角は、PICファームウェアで180°に設定し、
それぞれの死点が、外力に対する簡易的なロック(鎖錠)を兼ねています。
転換時間は約5秒とゆっくり転換させています。
クランクアームで、マイクロスイッチを押し込み、フログの通電切替えを行います。



2024/12/01
最近の設置状況。鉄橋の下をくぐっています。
非常に大きな分岐器であることが判ります。
レイアウトに番数の大きな分岐器(作例は16番)を一台設置すると、
その周辺一帯を、実感的な雰囲気に見せる効果があるように感じました。

鉄橋等の製作はこれからです。
バラストを撒くのも、まだまだ先です。


可動ノーズの見える位置から・・・
黒く塗った箱がサーボモーターです。


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