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 ようやく成功? フライス盤 プーリー交換 Replace with involute tooth profile pulley due to noise.
  重負荷時のベルトの共振を避けるため、プーリーの歯数を変更したりしてましたが、却って騒音が酷く、
  作業する気にもならないので、最後の手段としてインボリュート歯形のベルト・プーリーに交換・・・
 

左が、これまでの台形歯のベルト・・・
右がインボリュート歯形のベルトで、今回これを試用します・・・
インボリュート歯形ベルトは角が丸く、歯そのものも少し大きいです。
インボリュート曲線は歯車に用いられるもので、
タイミングベルトの場合は、台形歯のように騒音の原因となる、角部・応力集中部がなく、
プーリーとベルトの歯型がスムーズに密着・離合し、高性能が期待されます。
購入品は以下の通りで、メーカーは何れもゲイツ・ユニッタ・アジア です。

パワーグリップGTプーリ 5GTタイプ
P19-5GT-15-6F(19歯・小プーリー側)
P40-5GT-12-6F(40歯・大プーリー側)

パワーグリップEVベルト EV5GTタイプ
295-EV5GT-9(9mm幅)
295-EV5GT-12(12mm幅)

ベルトは9mm幅 12mm幅の二種類を用意しました。

台形歯の旧プーリーを抜き取っているところ・・・
ロックタイトでがっちり固定していたので、
特にモーター軸側は大変でした・・・

中ぐりバイトで、
インボリュート歯形、小プーリーの軸穴径拡大を行います。
モーター軸径と同じ、φ8のピンゲージが入る事を確認・・・
内径をノギスで正確に測るのは難しい為、このようにしました。

軸穴径の拡大加工と、それぞれ二箇所の押しネジ穴追加を行い、
フランジをカシメた大小プーリー
・・・

2022/04/24
ベルトを掛けて組付けたところ・・・写真のベルトは9mm幅のものを付けています。
プーリーが見易い様に、トッププレートは外して撮影しています。
軸間距離などはほとんど変わりませんので、従来のセットアップをそのまま流用しました。

で、試運転・・・ところが、意に反してプロペラ機の様なすさまじい騒音が・・・
ああ、今回もダメかあ~と、意気消沈していたところ・・・
急ぎの作業があったので、試しにベルトにモリブデングリスを少量塗って、
作業していたら、暫くして、あら不思議・・・あれ程うるさかった騒音が消失・・・・

変に思って、パーツクリーナーでグリスを洗い落とすと、再びプロペラ機の騒音が蘇り・・・
グリスを塗って暫く運転すると、また騒音が消えて・・・

と実に不思議な経験をしました。
騒音というものは、意外に微妙なものですな・・・
ベルトの騒音が消えた状態では、
ほとんどモーターブラシの摺動音と、100Hzの僅かな唸り音しか聴こえず、実に快適な作業環境です。
アイドル時の消費電流も約0.4Aと、これまでで最小です。

ベルトが膨潤する事があるため、ベルトに油を塗布することは好ましくないとされていますが、
その際はベルトを交換すれば良い話なので、暫く、これで様子を見ようと思います。

このまま調子が保たれれば、これが決定稿になると思いますが・・・
何か判りましたら、また報告します。

2024/5/11 追記:インボリュート波形に改造後、
約2年経過しましたが、快調に使用できています。


  フライス盤 ツール棚 Tool shelf
  フライス作業はツールチェンジが多いので、その作業短縮が、直接、時短にもつながります。
  そこで、町工場のを参考にツール棚を製作・・・
 


1×4材で製作。
フライステーパーを置くようにしました。他、旋盤チャックなども・・・
特に、メタルソーは組み立てたまま置いておけるので、便利です。


ツール棚は、フライス盤の奥に設置しました。




この頁のURL   http://musikfest.ran-maru.net/OJQ034.html

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