無軸鉄道模型_top

  塗装ブース
 Spray work painting booth
コロナ禍で、お家時間が増えたためか、大繁盛のプラモ業界では、
一時期、塗料の入手さえもままならなくなってしまいました・・・

その一方、廉価に塗装ブースを自作するのも流行っているようで・・・
これまで換気扇を使って、
写真のような、インチキ塗装ブースで済ませてきた当鉄道も・・・

2021/11/23
影響されて、このような塗装ブースを製作してしまいました・・・
ほとんど手持ちの材料や流用で済ませたため、掛かったコストは、

アルミフレキシブルダクト φ150 2m 約 \1,000-
ダクトパイプ継手 φ150 2個 約 \500- ×2
ハニカムフィルター 約 \400-

で廉価に済みました。

既設の換気扇に被せる、チャンバー部は、板材とヨド〇シの白段ボールで・・・
金具で換気扇の枠に引っ掛けるようにしてあります。(↓矢印)
余剰材の流用で、無駄に頑丈になってしまったため、軽量化で軽め穴を開けています。

そのチャンバーの内部。
amaz〇nとある仕切り、整流板は、内部の空気がファンと共に回転してしまうと、
風量・効率が大幅に落ちてしまうので、その防止目的。

塗装ブース本体。
大まかな形状はプラモ業界で大評判の、
互換ブース」という製品を参考に、
OJ 20m級車両が塗装できる様、幅を広げました。
(幅500mm 高さ400mm 奥行き400mm ウイング部除く)
大きな段ボール箱を利用して製作。一部を木材で補強・・・

「互換ブース」には在りませんでしたが、
元箱のフラップを、そのまま流用し、ウイングを追加。
左ウイングには試し吹きの跡・・・普段の横着がバレますな・・・

内側は塗装物が見易い様、白く塗装・・・

木枠にテープLEDを貼った照明は、上に載せただけ・・・

背面を開けたところ。
風損の少ない紙製のフィルター
GT03H・Mr.スーパーブース 交換用ハニカムフィルター(クレオス)
(大きなプラ模型店に在り)が丁度良いサイズだったので、
それを仕込んでいます。

溶剤の蒸気は空気より重いため、下に滞留します。
そのため吸込み口は下側にのみ設けています。(赤矢印)

空力的に吸い込み量を最大化する為、赤矢印の吸込み口・断面積は、
アルミダクトの断面積(白矢印)とほぼ同じにしてあります。
アルミダクト断面積:
π・r2 = π×(7.5)2 ≒ 177 [cm2]
吸いこみ口断面積:W・H = 44×4 = 176 [cm2]

斜板を支える木片が見えますが、実際、作業してみると、
このような僅かな障害物でも、気流が乱れ、
吹き返しの原因となるので、無くした方がよいです。

2022/1/23
なので、後日このように・・・

それ以外では、高エア圧で一度に大量に吹くような事をしても、
スムーズに吸ってくれます。
さすがは評判の互換ブース方式といった感じ・・・
以前の、インチキ塗装ブースとは段違いです。


 エアブラシスタンド
  Airbrush stand
市販品も各種在りますが・・・スモークパイプの材料にも用いられる、
楓(かえで)の端材で、エアブラシスタンドを製作・・・・・・

木目が緻密で固い材料なので、このような加工に向いています。
スモークパイプ同様、磨き込めば良くなるかも・・・
L字の建築金物で柱に固定しています。

塗料カップ後部二箇所と先端の、計三箇所で支えています。
三点支持となるのでガタつく事がありません。
底辺は、塗料カップが垂直になるよう角度を付けました。

エアブラシホルダの図面です。
ボール盤とジグソーで加工しました。
最初、この図面で切り出し、
後でモーターツール(ドレメル)で角を丸めるなど適宜、追加工しています。

エアブラシ・ハンドピースは、SX0.5D(タミヤ)専用で設計したので、
他の機種に対しては、適宜アレンジが必要となります・・・



上記の通り 0.5口径のエアブラシ・ハンドピースは、
初級者向けの SX0.5D(タミヤ)を長年使用しています。

ニードルカバーに塗料が付着し易いのが欠点で、
長時間塗装で、うっかりしていると、ニードルカバーに堆積した半乾きの塗料が、
エアと共に飛んで行って、塗装対象物に付着・・・アワワ・・・
といった事故が起き勝ちなので、その点だけは注意が必要です。
そのため作業中は、適宜、ニードルカバーの清掃が欠かせません。

細かなコントロールもあまり効きませんが、OJゲージではベタ塗りがメインで、
プラモのような技巧を凝らす事も無いので、これで十分と思います。

その他は、構造も簡単で掃除もし易く、価格相応かなと思います。


この頁のURL   http://musikfest.ran-maru.net/OJQ032.html

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