無軸鉄道模型_top
 床板の敷設 Floor boards laying.
 膏肓に入っていた不治の病も、近年の医療技術の進歩のおかげで、どうやら完治したようです。
 加えて「原鉄道模型博物館」の開館などにも影響され、長らく封印していた模型の虫が疼き始めました。 
 OJゲージ C53が疾走するレイアウトを建設すべく・・・

2011/11/07
・・・長年の経過で物置と化していた屋根裏に、床材となる1×4材を置き始めているところ・・・
斜材(雲すじかい)や吊り木などが在るため、ますます雑然とした印象を与えます。

屋根が急角度(30°)ですが、それは家の建築当初(1989)から、おぼろげながら、このような構想を秘めていて、
十分なヘッドルームを確保する目的だったのはもちろんです。
床面から棟木まで2,055mmあります。

今になっての反省点としては、軒先近くでは野地板(屋根板)までのクリアランスが少ないため、
そこでの作業が非常にやりにくいことと、
同じ理由で、OJ車両の屋根が支障するために、部屋の隅までレールを敷設できない事です。
マンサード屋根にすれば、ある程度解決できたかと思いますが、
建築費と固定資産税が増額する問題があります。

2011/11/07
左の壁は天窓から階下へ導光するためのシャフト・・・後日改造します・・・
床(2階の天井部分)に敷いてある銀色のものは断熱材(グラスウール)を被っているカバーですが、
非常に燃えやすく危険なことが判明したため、今後、順次、剥がしていきます・・・

ところで、この状態で梁や床材から足を踏み外すと天井板を突き破って、
階下に転落する事にもなりかねないので、床を張り終えるまでは注意して作業することになります・・・

2012/05/05
奥(南側)の方の様子。断熱材の銀色のカバーは大分、剥がし終わっていて、
内部の黄色のグラスウールが露出しています・・・
松丸太の間に2×4材を渡し終えています・・・
強度の問題で2階天井板の上へは乗れないので、梁の上でのアクロバティックな作業となりました・・・

コードレス電話が置いてありますが、工事開始当初の換気扇が無く高温に晒される状況では
電池の劣化が非常に早く、二夏持つかどうかという有様でした・・・

2013/04/08
床材は梁の上へ直接取り付けていますが、その梁の上を電線が走っている部分があるため、
一部の床材の裏側はルーターで削って電線との干渉を避けています・・・

2012/12/10
松丸太の間に2×4材を渡し、その上へ1×4材を床材として置いていきます・・・
斜めの雲すじかいも何かと工事の邪魔をします・・・

2012/12/10
母屋材から2階天井を吊っている吊り木は、新たに横にさし渡した2×4材に接着固定します・・・
写真は木ネジとC型クランプで吊り木を接着固定しているところ・・・
工作の順番を考えないと、天井が下がってしまう事態に発展するかも知れません・・・

 
その後、吊り木の上部は切断し除去します。

床板は1×4材を使用しましたが、歩くと二条城の鶯張り(うぐいすばり)の廊下のように
ギーギーうるさく鳴ることがあります。コルク板などを挟んでもなかなか止まらず、
家人からクレームが・・・ということにも成り勝ちですので、その点は一考を要します・・・

  2013/05/01


それはともかく、床材を木ねじで固定して終了・・・雲すじかいも撤去して大分スッキリしました・・・
雲すじかいの代わりの方策は後ほど・・・

ところで、車を持っていないので、床材は3kmほど先のホームセンターから1×4材を一度に6本、
自転車で人目に付かないよう日没後(怪しく)運んでました・・・
床材は1×4材だけでも400本ほど使用しましたので、67回以上、自宅とホームセンターとの間を往復したことに・・・

また、1×4材 400本といいますと、総重量700kg程になる計算ですが、地震に対するデメリットが気になります。
しかし、重量増は全体に作用するため、それによる耐震性の低下はさほどでもなく、
むしろ、床材をぴったり敷き詰める事で、その面が平行四辺形に歪むのを阻止する効果を生じ、
かえって耐震性は向上する場合が多いとの事でした。

 
普通の木ネジでは板が微妙に浮き上がったりして、うまく締結できないので、
床材の固定には、W引き寄せビスというものを使っています・・・
サイズは4.2×50mmのものを多く使用しています・・・

 
写真は、2階のトイレから見た3階レイアウトルームの床板です・・・
トイレの天井は抜いてあります。
梁の間に新たに根太(ねだ)を渡していることが判ります・・・


2020/07/25 撮影
川となる部分を1×4材の厚み分、梁の上面(色の濃い部分)まで落とし込みました・・・
橋脚も建てました・・・


2020/02/16 8:42
床を張り終えてから、長らく経過しましたが、
少々地形的変化に乏しく感じられるようになりました。
また、運転席からの視点も低くしたくなったため、
継電連動盤を置くエリアを、少し落とし込む事にします・・・

作業前の状態・・・今回は定点撮影的に・・・

2020/02/16 9:20
床板を外します。
重くもない1×4材なので、このような変更も比較的容易・・・
根太(ねだ)で下の二階天井を支えているので、
工事期間中は代わりに、荷造り梱包用ベルトで二階天井板を吊るします・・・

2020/02/16 14:57
新たな床面をできるだけ下げるため、根太を縦置きから横置きに変更し、
さらに松丸太から長い金具で吊って、低い位置へ移設します・・・
手前からその工事を行っています。
根太と二階天井の梁とのクリアランスは10mm・・・

2020/02/16 17:17
根太の移設完了・・・
判り難いですが、二階天井を支えるための、根太と天井の梁とを再び連結・・・

2020/02/16 18:20
床板を順次固定・・・
作業一日目はここまで・・・

2020/02/17 16:46
作業二日目・・・巾木を取り付け・・・
見えない所では電気配線の変更なども・・・

2020/02/18 
作業三日目・・・接着剤が硬化したので残りの作業を・・・
継電連動盤を仮に置いてみました。

新たな床面は 65mm 低くなり、ヘッドルームにも余裕が・・・
さらに、もう少し下げたいところですが、
それには、二階天井を抜かねばなりません。
さすがに、そうまでする気力も無いので・・・これで終了とします・・・




 住居等の構造部材に手を加える場合については、建築士・設計士など専門家の助言を仰いでください。 
 また自治体・地域により、法的な制約が異なる場合もありますので、ご注意ください。

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